神話で読みとく古代日本 : 古事記・日本書紀・風土記

書誌事項

神話で読みとく古代日本 : 古事記・日本書紀・風土記

松本直樹著

(ちくま新書, 1192)

筑摩書房, 2016.6

タイトル別名

神話で読みとく古代日本 : 古事記日本書紀風土記

タイトル読み

シンワ デ ヨミトク コダイ ニホン : コジキ・ニホンショキ・フドキ

大学図書館所蔵 件 / 174

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p280-283

内容説明・目次

内容説明

『古事記』『日本書紀』は、ただの神話ではない。新しい国家の実現を目指し、大和王権が各地で口承されていた神話の力を利用して創作した、極めて政治的な“神話”である。本書では、この二つの“建国神話”をどのように読めばよいのかを説き、また「風土記」を読みとくことで、国家・地方間のダイナミックなテキストの攻防を明らかにする。地方が“建国神話”を受け入れたとき、「日本人」の自覚と、精神史上の「日本」が誕生した。その過程を目撃せよ。

目次

  • “神話”と国家
  • 第1部 “建国神話”の形成(神話から“神話”へ;利用された出雲の神々;隠された司令神)
  • 第2部 記・紀の“神話”をどう読むか(“神話”は読めるか—記紀以降の“神話”作り;古事記の“神話”をどう読むか;日本書紀の“神話”をどう読むか—主文と一書が作る神代)
  • 第3部 出雲が「日本」になった日(“出雲神話”の再構築;モノを祭る王の“神話”作り)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ