メルヴィル : "真実の語り手"になった鯨捕り

書誌事項

メルヴィル : "真実の語り手"になった鯨捕り

五十嵐博著

国書刊行会, 2016.5

タイトル別名

Melville : a whaleman who became a "speaker of true things"

メルヴィル : 真実の語り手になった鯨捕り

Melville : a whaleman who became a speaker of true things

タイトル読み

メルヴィル : シンジツ ノ カタリテ ニ ナッタ クジラトリ

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注記

初出論文のAbstracts(要旨): 巻末pxii-xxv

参考文献: 巻末pvi-ix

内容説明・目次

内容説明

モービィ・ディックはなぜ「白い」のか?メムノンの石とは何か?クラーケンとは何なのか—?米文学の代表的作家メルヴィルの謎と神秘を解き明かし、象徴性の深層へ潜行して、メルヴィル文学の本質を開示する書。

目次

  • 第1章 『タイピー』を通して見る白い鯨—直截な白人文明糾弾から象徴的断罪へ
  • 第2章 『オムー』に見る半文明化されたタヒチとモーレア—南海の楽園を侵食する白人キリスト教文明の功罪
  • 第3章 『マーディ』での若きメルヴィル—喪失と幻滅
  • 第4章 『レッドバーン』—貧困と死
  • 第5章 『ホワイト・ジャケット』—元軍艦乗組員メルヴィル
  • 第6章 『モービィ・ディック』—メルヴィルvs.白人キリスト教文明
  • 第7章 『ピエール』
  • 第8章 『幸福な失敗』と『フィドル弾き』—凡庸と幸福
  • 第9章 『信用詐欺師』—愛と不信
  • 第10章 メルヴィルと鮫—どちらがより残虐か、鮫か人間か?

「BOOKデータベース」 より

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