スターリン批判 : 1953〜56年 : 一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか
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スターリン批判 : 1953〜56年 : 一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか
作品社, 2016.6
- タイトル別名
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スターリン批判 : 1953-56年 : 一人の独裁者の死がいかに20世紀世界を揺り動かしたか
- タイトル読み
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スターリン ヒハン : 1953〜56ネン : ヒトリ ノ ドクサイシャ ノ シ ガ、イカニ 20セイキ セカイ オ ユリウゴカシタカ
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注記
〈スターリン批判〉年表: p420-435
登場人物解説・索引: p455-475
内容説明・目次
内容説明
本書は、20世紀に誕生し、20世紀に消滅してしまった、ソ連国家社会主義体制の決定的な転換点となった5年間を描き出す試みです。1953年、「人類の理想を体現した国家」と称した国で、「神」とも崇められた独裁者スターリンが死ぬ。「神」に従ってきたソ連共産党の政治局員たちは、彼が行なった“悪夢”のような大粛清の全貌を知り、どのような葛藤のすえに事実を公表し、スターリンへの批判を行なったのか?そして、古参党員や歴史家をはじめとした多くの人々が、いかに社会を変革していくべきかを、悩み、模索しはじめたのか?さらに東欧諸国では、いかに市民が民主化を求めて立ち上がったのか?しかし、その“希望”は無惨に圧殺されていく…。人間とは、いかなる社会にあっても、国家の統制に抗して、信念にもとづき不正義を正す努力をせずにはおれない、という実例を見ることができるでしょう。1953年から56年のソ連という極限状況で、変革を求める人々の姿は、普遍的な感動を与えてくれます。
目次
- 序章 スターリンの国ソ連—栄光と危機
- 第1章 スターリンの死
- 第2章 ベリヤの新路線とその終末
- 第3章 批判勢力の登場
- 第4章 マレンコフ=フルシチョフ政権の政策
- 第5章 マレンコフ=フルシチョフ政権の終わり
- 第6章 フルシチョフ派の転換
- 第7章 二〇回党大会—「スターリン個人崇拝の批判」
- 第8章 大会後の闘い
- 第9章 反動
- エピローグ ある歴史家の日記、ある歴史家グループの抵抗
「BOOKデータベース」 より