歴史教科書とナショナリズム : 日本とドイツ

書誌事項

歴史教科書とナショナリズム : 日本とドイツ

原口健治著

春風社, 2016.5

タイトル読み

レキシ キョウカショ ト ナショナリズム : ニホン ト ドイツ

大学図書館所蔵 件 / 117

この図書・雑誌をさがす

注記

2001年から2015年までに執筆した「歴史教科書問題」についての5編の論文に、若干の加筆・修正を加え再構成したもの

内容説明・目次

内容説明

「自虐」とは何か。何が歴史教科書問題の解決を妨げているのか?「宿命」としての日本人アイデンティティから脱却する。

目次

  • 第1章 『新しい歴史教科書』の歴史/教育観—ドイツの歴史教科書と何が違うのか(歴史教科書の環境;歴史観・歴史教育観;「わが」国の歴史)
  • 第2章 「歴史教科書問題」とは何か—私たちが迫られている選択(歴史教科書問題と「イデオロギー」、または「政治教育」としての歴史教育;「我々」と「他者」のかかわりの中での「歴史教育問題」—沖縄戦の記憶をめぐって;日独の戦没者追悼と歴史教育理念)
  • 第3章 歴史教科書とナショナリズム—「日本人」というアイデンティティと自由(「自虐」とは何か;「集団の罪」論;過去の罪と現在の責任;愛国心と自由;アイデンティティの複数性—アマルティア・センのアイデンティティ論;「日本人」の論じ方;萱野稔人『ナショナリズムは悪なのか』;井崎正敏『“戦争”と“国家”の語り方—戦後思想はどこで間違えたのか』;加藤典洋『敗戦後論』;「抵抗」論)
  • 「自虐」と「歴史修正主義」からの解放のために

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ