幕末外交儀礼の研究 : 欧米外交官たちの将軍拝謁

書誌事項

幕末外交儀礼の研究 : 欧米外交官たちの将軍拝謁

佐野真由子著

思文閣出版, 2016.7

タイトル別名

幕末外交儀礼の研究 : 欧米外交官たちの将軍拝謁

タイトル読み

バクマツ ガイコウ ギレイ ノ ケンキュウ : オウベイ ガイコウカン タチ ノ ショウグン ハイエツ

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注記

博士論文 (東京大学, 2015年) に若干の修正を加えたもの

参考文献目録: p372-391

関係年表: p400-403

内容説明・目次

内容説明

日本と欧米の国との正式な外交関係は、安政四(一八五七)年、アメリカ総領事タウンゼント・ハリスの登城・将軍家定拝謁をもって幕を開けた。本書が取り上げるのは、徳川幕府終焉まで計一七例を数えた、欧米諸国の外交官による将軍拝謁。幕府は自らの儀礼伝統に則り、同時に西洋の慣習とも齟齬のない形で、その様式を完成させていた。当時、対外関係の第一線にあった幕臣たちのその努力こそ、わが国が世界の舞台に立つための第一歩であった。政治交渉の過程とは異なる次元で展開した外交儀礼の形成過程は、従来の研究で見落とされてきた、もうひとつの幕末史である。

目次

  • 1 幕末外交儀礼の背景(徳川幕府の儀礼と対外関係;欧米諸国の外交儀礼)
  • 2 幕末外交儀礼の展開(アメリカ総領事ハリスの将軍拝謁(安政四年);試行錯誤;儀礼様式の成立;四ヵ国代表の将軍慶喜拝謁(慶応三年))
  • 「対等外交」をもたらした幕末外交儀礼

「BOOKデータベース」 より

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