コリャード懺悔録 : キリシタン時代日本人信徒の肉声

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コリャード懺悔録 : キリシタン時代日本人信徒の肉声

日埜博司編著

八木書店古書出版部 , 八木書店 (発売), 2016.7

Other Title

Tradução integral portuguesa da obra MODVS CONFITENDI ET EXAMINANDI (Roma, 1632) da autoria do frade dominicano Frei Diego Colhado : As vozes vivas dos cristãos japoneses sob a perseguição no primeiro quartel do século XVII

懺悔録 : コリャード

Title Transcription

コリャード サンゲロク : キリシタン ジダイ ニホンジン シント ノ ニクセイ

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Note

底本: 天理大学附属天理図書館所蔵『懺悔録』初版本

引用参考文献一覧: p691-698

底本の原色影印を含む

Description and Table of Contents

Description

ドミニコ会宣教師がラテン文字の日本語で編んだ『懺悔録』(ローマ、一六三二年刊)。天理大学附属天理図書館所蔵本の原色影印、翻刻・翻字、解題等のほか、欧米の研究者へ向け、ポルトガル語全訳を収める。コリャードが聴取した日本人信徒の告解のかずかずは、一七世紀初頭の日本人の心性と、社会・風俗・習慣を明らかにする。また、ポルトガル語式のラテン文字で再現された信徒の肉声は、日本語史研究の貴重資料。特論として、キリシタン史研究の泰斗・高瀬弘一郎の論考から『懺悔録』の内容に関係の深い三点を選び、葡・日両言語で紹介。

Table of Contents

  • 第1部 『コリャード懺悔録』(原著(ローマ、1632年刊。天理大学附属天理図書館所蔵)原色影印;解題—コリャード略伝、『懺悔録』研究小史、原著概要、原著の構成に関する若干の疑問、等;翻刻および翻字附、現代和語訳—原著ラテン文字の和文翻刻と漢字仮名交じり文への翻字;日本語補注;ポルトガル語全訳注—附、コリャードによるラテン語訳テキスト翻刻)
  • 第2部 特論および附録(キリシタンと統一権力(ポルトガル語訳/日本語原文);キリシタン布教における“適応”(ポルトガル語訳/日本語原文);16・17世紀極東におけるイエズス会士の経済活動とキリスト教経済思想—とくにウスラの問題をめぐって(ポルトガル語訳/日本語原文);日本イエズス会版『サルヴァトルムンヂ』(1598年)関連箇所のポルトガル語抄訳—モーセの十誡ならびに七大罪に関して司祭が信徒へ行なうべき全尋問;1990年に採択された「ポルトガル語正字法協定」(新正字法)の概要、ならびにそれに対する若干の異見)

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