スタール夫人と近代ヨーロッパ : フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母 : 評伝

書誌事項

スタール夫人と近代ヨーロッパ : フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母 : 評伝

工藤庸子著

東京大学出版会, 2016.10

タイトル別名

評伝スタール夫人と近代ヨーロッパ : フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母

Madame de Staël et la modernité en Europe

タイトル読み

スタール フジン ト キンダイ ヨーロッパ : フランス カクメイ ト ナポレオン ドクサイ オ イキヌイタ ジユウ シュギ ノ ハハ : ヒョウデン

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注記

その他のタイトルは標題紙裏による

年譜: 巻末p9-14

内容説明・目次

内容説明

革命勃発時のパリに生き、スタール男爵の妻となったジェルメーヌ—彼女は並々ならぬ情熱で革命に参画し、卓越した政治論を残した。独裁に抗いながら個人の自由を求めつづけたスタール夫人の知的営みとその生涯を、著作の綿密な分析を通して跡づける「知性の評伝」。「近代ヨーロッパ」を問い直す、比類なき挑戦の書。

目次

  • 第1章 生い立ち—ルイ十六世の大臣ネッケルの娘—一七六六〜八九年(母の秘蔵っ子;啓蒙の世紀と女たちのサロン ほか)
  • 第2章 革命とサロンのユートピア—一七八九〜九五年(王権の失墜;スタール夫人のサロン(第一期) ほか)
  • 第3章 政治の季節—一七九五〜一八〇〇年(選択としての共和主義—『国内平和についての省察』(一七九五年執筆、死後出版一八二〇年)『情念論』(一七九六年);総裁政府とスタール夫人のサロン(第二期) ほか)
  • 第4章 文学と自由主義—一八〇〇〜一〇年(革命の終結と独裁者ボナパルト;『文学論』(一八〇〇年)—「新旧論争」から「南と北の文明論」へ ほか)
  • 第5章 反ナポレオンと諸国民のヨーロッパ—一八一〇〜一七年(宗教と哲学とロマン主義—到達点としての「精神の昂揚」;亡命者としてヨーロッパを見る—『追放十年』(死後出版一八二〇年) ほか)

「BOOKデータベース」 より

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