「母と子」という病
著者
書誌事項
「母と子」という病
(ちくま新書, 1226)
筑摩書房, 2016.12
- タイトル別名
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母と子という病
- タイトル読み
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ハハ ト コ トイウ ヤマイ
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内容説明・目次
内容説明
人間に大きな心理的影響を与える存在は、「母」である。人は、人生で一番大切な「安心」「甘え方」を母親に教えてもらうのだ。ここでは、母親を三つのタイプに分け、それぞれで子がどんな心の病になるのか、そして回復に至る道のりの違いを分析する。長年、診療現場で様々な「母子関係」を見てきた精神科医だからこそわかる、「母と子」という関係に潜む病と、その回復のヒントを示す。
目次
- 第1章 「母と子」の関係で最も大切なことは何か(母親の役割は子を甘えさせること、父親はがんばらせること;子は母から「人の温かさ」を学ぶ—ボウルビィの愛着理論 ほか)
- 第2章 母親の三つのタイプ(愛着関係からみる母親の三分類(Aタイプ、Sタイプ、Dタイプ);精神科のクリニックのクライアントは、どんな母親に育てられた人が多いか ほか)
- 第3章 母性豊かで標準的な、Aタイプの母親(心理発達の八段階—エリクソンのモデル;正常な心理発達とは、どういうものか ほか)
- 第4章 母子密着する未熟な、Sタイプの母親(そもそも、なぜ人は心理発達をするのか;Sタイプの母親には、何が欠けているのか ほか)
- 第5章 子ども虐待に関係する、Dタイプの母親(母性の土台は、子の気持ちを推測する能力;Dタイプの母親に育てられた子の心の傷 ほか)
「BOOKデータベース」 より