神楽と祭文の中世 : 変容する信仰のかたち
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神楽と祭文の中世 : 変容する信仰のかたち
思文閣出版, 2016.11
- タイトル読み
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カグラ ト サイモン ノ チュウセイ : ヘンヨウ スル シンコウ ノ カタチ
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注記
参考文献あり
収録内容
- 神楽・祭文研究の現在と課題 / 井上隆弘, 斉藤英喜執筆
- 陰陽道祭文の位置 : 『祭文部類』を中心に / 梅田千尋執筆
- 五形祭文と五蔵曼荼羅 / 阿部泰郎執筆
- 大土公神祭文・考 : 暦神たちの中世神楽へ / 斉藤英喜執筆
- 牽かれゆく神霊 / 北條勝貴執筆
- 神祇講式を招し祈らん / 星優也執筆
- 奥三河の宗教文化と祭文 / 松山由布子執筆
- 物語化する祭文 / 神田竜浩執筆
- 静岡県水窪町草木霜月神楽に見る湯立ての儀礼構造 / 池原真執筆
- 「浄土神楽」論の再検討 / 鈴木昂太執筆
- いざなぎ流「神楽」考 : 米とバッカイを中心に / 梅野光興執筆
- 山の神祭文と神楽祭文 : 狩猟祭文の解釈をめぐって / 永松敦執筆
- 九州における神出現の神楽と祭文 / 井上隆弘執筆
- 青ヶ島における中世的病人祈祷祭文といざなぎ流との関係について / ジェーン・アラシェフスカ執筆 ; プレモセリ・ジョルジョ訳
- 対馬の新神供養 : 「綱教化」と「提婆」を中心として / 渡辺伸夫執筆
内容説明・目次
内容説明
「民俗芸能」と呼ばれ、古代以来伝わるものとされる「神楽」。しかしその中には、牛頭天王や荒神のような異形の神の信仰が隠されていたし、死霊にかかわる祭儀など、常識的な理解では説明できない様々な形が存在する。それらの深層を探ると、そこには混沌とした「中世」の信仰のかたちが現れる。この中世の信仰と思想を伝える「祭文」を中心に、中世神楽および関連する陰陽道・密教・アジアの巫俗の世界を読み解く意欲作。
目次
- 総論 神楽・祭文研究の現在と課題
- 1 陰陽道・密教・中世神話・アジア
- 2 生成する祭文の世界
- 3 中世神楽の現場へ
- 研究ノート 青ヶ島における中世的病人祈祷祭文といざなぎ流との関係について
- 資料翻刻と解説 対馬の新神供養—「綱教化」と「提婆」を中心として
「BOOKデータベース」 より