脳はなぜ都合よく記憶するのか : 記憶科学が教える脳と人間の不思議
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書誌事項
脳はなぜ都合よく記憶するのか : 記憶科学が教える脳と人間の不思議
講談社, 2016.12
- タイトル別名
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The memory illusion : remembering, forgetting, and the science of false memory
- タイトル読み
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ノウ ワ ナゼ ツゴウ ヨク キオク スル ノカ : キオク カガク ガ オシエル ノウ ト ニンゲン ノ フシギ
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内容説明・目次
内容説明
ニセの記憶を植えつける—そんな物騒な実験を行うことで有名な著者。人間の記憶が間違って形成される過程を明らかにした研究成果を携えて司法当局に協力し、記憶の曖昧な目撃情報によって冤罪の危機にあった多数の容疑者の無実を証明してきた。これまで「記憶は嘘をつく」系の本は多数、出版されてきたが、脳が記憶を都合よく作り替えたり、あり得ないし体験もしていない出来事を知っているかのように記憶したりする不思議なメカニズムの存在理由を、こんなに平易に語った本はほかにない。脳は記憶の正確さを犠牲にしてでも、人間がより豊かに、創造的に生きることを選んだのだ。その巧みな戦略に感嘆せずにはいられない!
目次
- 第1章 人生最初の記憶—なぜ、あり得ない出来事を記憶するのか?
- 第2章 損なわれる記憶—なぜ、不正確な記憶で世界を解釈するのか?
- 第3章 脳の創造メカニズムと過誤記憶—なぜ、脳は間違って記憶したがるのか?
- 第4章 記憶の魔術師たち—なぜ、完璧な記憶力を持つ人がいないのか?
- 第5章 潜在意識の記憶—なぜ、サブリミナルにハマるのか?
- 第6章 優越の錯覚—なぜ、自分の記憶を過信するのか?
- 第7章 植えつけられる偽の記憶—なぜ、衝撃的な出来事を間違って記憶するのか?
- 第8章 無数の共同目撃者—なぜ、正しくなくても同調するのか?
- 第9章 秘密の悪魔的儀式—なぜ、記憶を取り戻す治療が流行するのか?
- 第10章 記憶力を活用する—なぜ、奇妙なものほど忘れないのか?
「BOOKデータベース」 より