カント : 美と倫理とのはざまで

書誌事項

カント : 美と倫理とのはざまで

熊野純彦著

講談社, 2017.1

タイトル別名

美と倫理とのはざまで : カントの世界像をめぐって

カント美と倫理とのはざまで

タイトル読み

カント : ビ ト リンリ トノ ハザマ デ

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注記

「群像」2015年11月号-2016年11月号に連載された稿をまとめ, 改題したもの

内容説明・目次

内容説明

生の目的とは?世界が存在する意味とは?カントの批判哲学が最後に辿りついた第三の書『判断力批判』から、その世界像を読み解く鮮烈な論考。

目次

  • 美とは目的なき合目的性である—自然は惜しみなく美を与える
  • 美しいものは倫理の象徴である—美への賛嘆は宗教性をふくんでいる
  • 哲学の領域とその区分について—自然と自由あるいは道徳法則
  • 反省的判断力と第三批判の課題—美と自然と目的とをつなぐもの
  • 崇高とは無限のあらわれである—隠れた神は自然のなかで顕現する
  • 演繹の問題と経験を超えるもの—趣味判断の演繹と趣味のアンチノミー
  • 芸術とは「天才」の技術である—芸術と自然をつなぐものはなにか
  • 音楽とは一箇の「災厄」である—芸術の区分と、第三批判の人間学的側面
  • 「自然の目的」と「自然目的」—自然の外的合目的性と内的合目的性
  • 目的論的判断力のアンチノミー—反省的判断力の機能と限界について
  • 「究極的目的」と倫理的世界像—世界はなぜこのように存在するのか
  • 美と目的と、倫理とのはざまで—自然神学の断念と反復をめぐって

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB22842318
  • ISBN
    • 9784062203944
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    306p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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