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想起する帝国 : ナチス・ドイツ「記憶」の文化史

溝井裕一, 細川裕史, 齊藤公輔編

勉誠出版, 2017.1

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想起する帝国 : ナチスドイツ記憶の文化史

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ソウキ スル テイコク : ナチス・ドイツ「キオク」ノ ブンカシ

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主要参考文献一覧: p289-302

Description and Table of Contents

Description

ナチス・ドイツは、西洋で育まれた諸文化を無節操に利用し、過去のイメージを想起させることで、大衆操作を試みた。現在では、ナチスやヒトラーのイメージが映画や小説で再生産され、受容されている。過去と現在、2つの視点から、ナチス・ドイツの記憶をめぐる文化政策と、彼らの受容のあり方を探る。

Table of Contents

  • 第1部 第三帝国における「過去」の利用とその「多様性」(古代の「記憶」を略奪せよ—ナチス時代の建築に秘められたプログラム;「私は総統を信じます」—キリスト教を想起させ大衆をとりこんだナチスのことば;絶滅動物復元計画—想起された「アーリア的自然」)
  • 第2部 「記憶の場」としての祝祭をめぐる「過去」と「現在」(ナチス時代の祝祭—ニュルンベルク党大会を中心に;集合的記憶としてのワーグナー—ヒトラーによる受容とその影響)
  • 第3部 「現代の大衆文化」におけるナチスの「記憶」(人間・ヒトラーの登場—『ヒトラー—最期の12日間』;月面に蟠踞するドイツ第四帝国のリアリティ—反ナチス映画としての『アイアン・スカイ』;『帰ってきたヒトラー』—あるいは大衆文化に居つづけるヒトラー)

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