里親であることの葛藤と対処 : 家族的文脈と福祉的文脈の交錯
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里親であることの葛藤と対処 : 家族的文脈と福祉的文脈の交錯
(MINERVA社会福祉叢書, 54)
ミネルヴァ書房, 2017.2
- タイトル読み
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サトオヤ デ アル コト ノ カットウ ト タイショ : カゾクテキ ブンミャク ト フクシテキ ブンミャク ノ コウサク
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注記
学位請求論文 (お茶の水女子大学, 2014年提出) をもとに内容の加除を行ったもの
参考文献: p287-300
社会的養護関係年表: p302-308
内容説明・目次
内容説明
近年、里親制度の社会的要請は高まっている。本書は、委託率問題や支援策検討などの福祉的文脈、「親子」「家族」関係の新しさに着目する家族的文脈のどちらにも偏らず、2つの文脈が交錯する場で、時間的・関係的限定性を持つ里親が抱える葛藤を検証。また、豊富なインタビュー調査から、里親を取り巻く諸機関、長期的養育の困難性、里親委託終了後の関係性などを考察。里親制度の基本概念や先行研究も詳説し、里親の立場とその可能性を探究する。
目次
- 序章 里親研究の射程—家族であること、社会的養護の担い手であること
- 第1章 里親養育の概況—歴史と実態
- 第2章 里親経験はいかに捉えられてきたのか—先行研究と本書の位置づけ
- 第3章 里親たちの語り—調査・分析の方法
- 第4章 共存する「社会的養護としての養育」と「ふつうの子育て」
- 第5章 家庭であること/仕事であることをめぐって—関係機関と比較した里親家庭の意味づけ
- 第6章 親であること/支援者であることをめぐって—実親との比較による里親の意味づけ
- 第7章 措置委託解除後の子どもとのかかわりにおける葛藤と対処—18歳からのはじまり
- 終章 里親たちの葛藤に通底する困難とその生起メカニズム
「BOOKデータベース」 より