中東とISの地政学 : イスラーム、アメリカ、ロシアから読む21世紀

書誌事項

中東とISの地政学 : イスラーム、アメリカ、ロシアから読む21世紀

山内昌之編著

(朝日選書, 956)

朝日新聞出版, 2017.2

タイトル別名

中東とISの地政学 : イスラームアメリカロシアから読む21世紀

タイトル読み

チュウトウ ト IS ノ チセイガク : イスラーム、アメリカ、ロシア カラ ヨム 21セイキ

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内容説明・目次

内容説明

混乱を極める中東はどこへ向かうのか。IS(イスラーム国)のテロはいつ終わるのか—。内戦あるいは戦争が続くシリア、イラク、リビア、イエメン。テロの脅威に晒されるトルコ。岐路に立つ欧州。トランプ大統領誕生後、先行きの見えぬアメリカ。プーチンとロシアのしたたかな思惑。イラン、イスラエル、サウディアラビアの不穏な関係。グローバルに拡大する難民etc.。中東発の世界危機は深刻化し、がんじがらめの嵌合状態になっている。本書は「明治大学国際総合研究所」の研究を貴重な資料写真を交えて書籍化。多士済々の著者が、地政学の視点から、複雑に変容する国際情勢をあざやかに解き明かす。

目次

  • 第1部 ISをめぐる地政学(ISの地政学的意味;ISのイデオロギー;米国:オバマ政権の「対テロ戦争」と「IS」;シリア—紛争とイスラーム過激派の台頭)
  • 第2部 拡散するISの脅威(トルコにおける「IS」の活動;リビアの地政学リスクとイスラーム過激派の動向—「非統治空間」への着目;エジプトにおける急進派の連携と分裂—「ISシナイ州」とアル・カーイダの競合関係の考察;対「イスラーム国」戦の陰で深まるイラクの政治危機)
  • 第3部 中東・中央アジアの経済・ビジネス—日本企業はどう対応すべきか(中東の地政学リスクと国際エネルギー市場;サウディアラビアの石油依存脱却に向けた取り組み—油価下落の影響;紛争が常態化する中東での経済活動を考える;一総合商社の活動の歴史から見たイスラーム市場の魅力)
  • 第4部 中東・中央アジアの歴史・宗教・社会(フランスのテロとイスラム過激派の実態;モロッコの過激派対策:長期的視点に立った宗教政策の試み;シリア難民女性による演劇:癒しの実験とジェンダー規範;GCC諸国の高等教育の状況;歴史のなかの中央アジア—ゼンギーアタからの眺望)
  • 鼎談 「中東混迷」を読み解く—トランプ、プーチン、ISと世界変動の構図

「BOOKデータベース」 より

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