沈黙と美 : 遠藤周作・トラウマ・踏絵文化

書誌事項

沈黙と美 : 遠藤周作・トラウマ・踏絵文化

マコトフジムラ著 ; 篠儀直子訳

晶文社, 2017.2

タイトル別名

Silence and beauty

沈黙と美 : 遠藤周作トラウマ踏絵文化

タイトル読み

チンモク ト ビ : エンドウ シュウサク・トラウマ・フミエ ブンカ

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注記

原タイトル: Silence and beauty

内容説明・目次

内容説明

新しい日本画の表現を確立し国際的に評価される現代美術家、マコトフジムラ。クリスチャンでもある著者が、遠藤周作の『沈黙』に導かれて隠れキリシタンの歴史に踏み入り、踏絵のトラウマが生んだ日本独自の美術、文化、風土へ深い洞察力をもって挑む日本論。自身の信仰と創作の歩みを遠藤周作のたどった道にオーバーラップさせる自伝的な試みでもある。東京国立博物館での踏絵との出会い、家族と暮らすニューヨークでの9・11体験、長崎グラウンド・ゼロへの巡礼—。暗闇と不信の時代の先に、著者が見つけた希望とは?

目次

  • 巡礼
  • 『沈黙』への旅—粉砕
  • 美の文化—『沈黙』の文化的コンテクスト
  • 曖昧さと信仰—曖昧な日本のわたし
  • グラウンド・ゼロ
  • 踏絵文化
  • 隠れた信仰が露わになるとき
  • ロドリゴ司祭の贖い
  • 孤児から王女へ—トラウマの解消に向けて
  • 波を越える沈黙
  • 遠藤周作と川端康成
  • 大江健三郎の「人間の羊」

「BOOKデータベース」 より

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