時間の言語学 : メタファーから読みとく

書誌事項

時間の言語学 : メタファーから読みとく

瀬戸賢一著

(ちくま新書, 1246)

筑摩書房, 2017.3

タイトル読み

ジカン ノ ゲンゴガク : メタファー カラ ヨミトク

大学図書館所蔵 件 / 185

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

時間は抽象なので、私たちが時間を認識するとき、なにかに「見立て」るしかない。この「見立て」つまりメタファーを分析することで、“時間”を具体的に意識化することができる。近代において最も強固な「見立て」は“時は金なり”のメタファー。コーパスや、具体的なテキスト(「吾輩は猫である」「モモ」等)を探り、私たちが縛られているさまざまな時間のメタファーを明らかにした上で、新しい時間概念(「時間は命」)を模索したい。

目次

  • 第1章 時間をことばで表すと—『広辞苑』vs.『新明解』(『広辞苑』の定義の変遷;『新明解』の挑戦)
  • 第2章 「時間」と「とき」(ときの意味—ゆったりと流れるもの;時間の意味—計量されるもの;「時は金なり」は「時間は金なり」?)
  • 第3章 時間経過の認識論(哲学者たちは時間をどう思索したか?;時間はどう流れるか)
  • 第4章 時間のメタファー(時は金なり;時間に追われる;時間のネットワーク—時間のことばの全体像)
  • 第5章 新たな時間概念を求めて(“時間は命”;時間の円環を取り戻す)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB23213952
  • ISBN
    • 9784480069504
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    205p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ