時間の言語学 : メタファーから読みとく
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時間の言語学 : メタファーから読みとく
(ちくま新書, 1246)
筑摩書房, 2017.3
- タイトル読み
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ジカン ノ ゲンゴガク : メタファー カラ ヨミトク
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内容説明・目次
内容説明
時間は抽象なので、私たちが時間を認識するとき、なにかに「見立て」るしかない。この「見立て」つまりメタファーを分析することで、“時間”を具体的に意識化することができる。近代において最も強固な「見立て」は“時は金なり”のメタファー。コーパスや、具体的なテキスト(「吾輩は猫である」「モモ」等)を探り、私たちが縛られているさまざまな時間のメタファーを明らかにした上で、新しい時間概念(「時間は命」)を模索したい。
目次
- 第1章 時間をことばで表すと—『広辞苑』vs.『新明解』(『広辞苑』の定義の変遷;『新明解』の挑戦)
- 第2章 「時間」と「とき」(ときの意味—ゆったりと流れるもの;時間の意味—計量されるもの;「時は金なり」は「時間は金なり」?)
- 第3章 時間経過の認識論(哲学者たちは時間をどう思索したか?;時間はどう流れるか)
- 第4章 時間のメタファー(時は金なり;時間に追われる;時間のネットワーク—時間のことばの全体像)
- 第5章 新たな時間概念を求めて(“時間は命”;時間の円環を取り戻す)
「BOOKデータベース」 より