精神医療、脱施設化の起源 : 英国の精神科医と専門職としての発展1890-1930
著者
書誌事項
精神医療、脱施設化の起源 : 英国の精神科医と専門職としての発展1890-1930
みすず書房, 2017.2
- タイトル別名
-
精神医療脱施設化の起源 : 英国の精神科医と専門職としての発展 : 1890-1930
- タイトル読み
-
セイシン イリョウ、ダツ シセツカ ノ キゲン : エイコク ノ セイシンカイ ト センモンショク ト シテ ノ ハッテン 1890-1930
大学図書館所蔵 件 / 全99件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
博士論文「The political economics of English psychiatry in the early twentieth century」(ロンドン大学, 2008年) を大幅に改稿したもの
参考文献: 巻末pxv-xxx
内容説明・目次
内容説明
現在、日本の精神科病床数は30万床。英国は約2万床、精神医療の脱施設化が進められた結果である。その起源はいかなるものだったのか。近現代英国の精神科医という専門職に注目し、その政治的言説、職階構造、診療実践、病院経営、他専門職との競争のありかたを検討する。精神科医が創った歴史。
目次
- 精神医療の今から過去へ—専門職という視点から
- 第1部 脱施設化された精神医療への途—支配的業域の危機から権益確保の主張形成へ(精神医療へのアプローチ;一八九〇年狂気法と早期治療言説の形成;戦争神経症の多発と早期治療言説)
- 第2部 精神科医・精神病院・非正規医療—支配的業域をめぐる諸局面(一八九〇年狂気法と精神科医;一八九〇年狂気法と精神病院;精神医療をめぐる競争の諸相;精神医学とスピリチュアル・ヒーリング)
- 精神医療の過去から今へ—二〇世紀後半の英国精神医療をめぐって
「BOOKデータベース」 より