戦国期風俗図の文化史 : 吉川・毛利氏と「月次風俗図屏風」
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戦国期風俗図の文化史 : 吉川・毛利氏と「月次風俗図屏風」
吉川弘文館, 2017.3
- タイトル別名
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戦国期風俗図の文化史 : 吉川毛利氏と月次風俗図屏風
- タイトル読み
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センゴクキ フウゾクズ ノ ブンカシ : キッカワ・モウリシ ト「ツキナミ フウゾクズ ビョウブ」
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注記
2011年に東京大学大学院総合文化研究科に提出した博士学位論文「『月次風俗図屏風』の図像学的研究」をもとに加筆修正を行ったもの
内容説明・目次
内容説明
山口県岩国の吉川家伝来「月次風俗図屏風」。その形態や画面構成、主題・モティーフ選択は異色で、大田植・富士巻狩など地方・歴史に取材した題材も含み、同時代の風俗画作品とは異なる風景を描く。作品成立に関わった安芸・周防の土壌に根づいた文化の諸相を、美術をはじめ文学や芸能・歴史などから横断的に考察し、作品の実態と広がりを解明する。
目次
- 第1部 成立と伝来—「月次風俗図屏風」の主題・モティーフ分析(「月次風俗図屏風」の成立—旧岩国藩吉川家伝来について;「月次風俗図屏風」の主題とモティーフ選択—戦国期武家故実との関わりから)
- 第2部 文学・芸能・空間—「月次風俗図屏風」の図像学(名所絵としての「吉野図屏風」—継承される図像の意味;松の絵と能舞台をめぐる一考察—雲谷派関連の資料を中心にして;描かれた富士巻狩の物語—幸若舞曲「曽我物」と「曽我物語図屏風」の位相)
- 第3部 在地性—「月次風俗図屏風」と安芸・周防(『田植草紙』の成立背景について—その伝承圏と信仰基盤;海を越える「耕織図」—「四季耕作図屏風」の景観描写)
「BOOKデータベース」 より