近世初期『万葉集』の研究 : 北村季吟と藤原惺窩の受容と継承
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書誌事項
近世初期『万葉集』の研究 : 北村季吟と藤原惺窩の受容と継承
(研究叢書, 485)
和泉書院, 2017.2
- タイトル別名
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近世初期万葉集の研究 : 北村季吟と藤原惺窩の受容と継承
- タイトル読み
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キンセイ ショキ 『マンヨウシュウ』 ノ ケンキュウ : キタムラ キギン ト フジワラ セイカ ノ ジュヨウ ト ケイショウ
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注記
博士論文 (奈良女子大学, 2010年) を大幅に加筆訂正し、その後に成した論文を加えたもの
内容説明・目次
内容説明
論考篇では『拾穂抄』『秘訣』中の先人・定家、宗祗、仙覚等に対する態度を探り、その文献主義を述べることで季吟の『万葉集』研究を国学へと続く近世上代文学研究の先駆けと位置付け直す。また、刊本『拾穂抄』の底本である惺窩校正本の諸本の成立と歌句改変の意図を論じ、多くの人材を輩出した惺窩の研究を精査。加えて『万葉集』受容史研究の今後の展望も記すほか、資料篇として季吟自筆と目される岩瀬文庫本『拾穂抄』翻刻を収載する。
目次
- 論考篇(『万葉拾穂抄』と惺窩校正本『万葉集』)
- 第1部 北村季吟の『万葉集』研究(『万葉拾穂抄』の著述態度について—定家説引用部分を中心に;『万葉拾穂抄』における「可随所好」について;『万葉拾穂抄』自筆稿本について—岩瀬文庫本の検討から;『万葉集秘訣』の意義)
- 第2部 藤原惺窩と『万葉集』(惺窩校正本『万葉集』について—天理図書館所蔵「古活字本万葉集」の検討から;惺窩校正本『万葉集』の成立—前田家一本・八雲軒本・白雲書庫本の比較から;惺窩校正本『万葉集』の底本と本文校訂;惺窩校正本「反惑歌」について;惺窩校正本「諭族歌」について;本書のまとめと今後の展望)
- 資料篇 岩瀬文庫本『万葉拾穂抄』翻刻
「BOOKデータベース」 より