親孝行の江戸文化
著者
書誌事項
親孝行の江戸文化
笠間書院, 2017.2
- タイトル別名
-
Filial piety culture in the Edo period
- タイトル読み
-
オヤコウコウ ノ エド ブンカ
大学図書館所蔵 件 / 全100件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
年表あり
藤井懶斎の著作目録あり
英文要旨あり
索引: p401-410
内容説明・目次
内容説明
「孝子良民の表彰は封建制度の強化策」という考えは、戦後になってから固定化されたものである。少なくとも江戸時代の人は、孝をそのように批判的に見ていなかった。江戸の「孝」は、誰もが善と信じて疑わない思想であった。実例をもとに新たな見方をさまざまに提示。今とは違う、その活力と豊かさを掘り起こす!
目次
- 第1章 孝文化研究序説(孝子表彰への好意的なまなざし—十七世紀後半の全体像;西鶴は孝道奨励政策を批判しなかった—不孝説話としての『本朝二十不孝』;表彰が人を動かし、作品を生む—駿河国五郎右衛門を例に;表象は説話の起爆剤—駿河国五郎右衛門をめぐって)
- 第2章 表彰と孝子伝の発生(綱吉による孝行奨励政策の背景;偽キリシタン兄弟の流転—保科正之の孝子認定と会津藩における顕彰;表彰と説話集とのあいだ—岡山藩;宝物としての孝子伝—福知山藩・島原藩)
- 第3章 孝子日本代表の形成(明代仏教がリードした江戸の孝子伝—元政『釈氏二十四孝』と高泉『釈門孝伝』;儒者が選んだ日本史上の孝子;『本朝孝子伝』刊行直後;弥作が孝子日本代表になるまで—水戸藩の表彰と顕彰)
- 第4章 藤井懶斎伝—いかにして『本朝孝子伝』は生まれたか
「BOOKデータベース」 より