十字軍の思想
著者
書誌事項
十字軍の思想
(ちくま学芸文庫, [ヤ27-1])
筑摩書房, 2017.3
増補
- タイトル別名
-
増補十字軍の思想
- タイトル読み
-
ジュウジグン ノ シソウ
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注記
2003年7月刊の本に補章を付け加えて文庫化したもの
シリーズ番号はジャケットによる
参考文献: p265-266
内容説明・目次
内容説明
聖地エルサレムを異教徒たちから奪還すべく、中世ヨーロッパで構想された「十字軍」。それは神の名において行なわれる聖なる戦争であり、参加者に救済をもたらすとして、無数の人々を戦いに熱狂させ、ムスリムの大量虐殺をひきおこした。制度としての十字軍は16世紀末に終わりを迎えるが、9.11以降、現代まで続く一連のテロ事件と、それに対する欧米社会の反応は、「十字軍」が決して過去の歴史ではないことを明らかにしている。なぜ「聖戦」は繰り返すのか?対立の根源にあるものとは?十字軍の思想1700年の歴史を辿り、いまなお世界を脅かす確執の構造を解き明かす。
目次
- プロローグ—よみがえる十字軍?
- 第1章 主の剣
- 第2章 「神がそれを望み給う」
- 第3章 十字軍、北へ—新しいマカバイ
- 第4章 神の鞭・悪魔の僕・ピューリタニズム
- 第5章 “新しいイスラエル”アメリカ
- 第6章 近代の十字軍思想
- エピローグ—『レフトビハインド』について
- 補章 記憶と認識—「十字軍」はテロリズムを正当化するか
「BOOKデータベース」 より