殺生と戦争の民俗学 : 柳田國男と千葉徳爾

書誌事項

殺生と戦争の民俗学 : 柳田國男と千葉徳爾

大塚英志著

(角川選書, 582)

KADOKAWA, 2017.3

タイトル読み

セッショウ ト センソウ ノ ミンゾクガク : ヤナギタ クニオ ト チバ トクジ

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内容説明・目次

内容説明

柳田國男の最後の弟子、千葉徳爾。だが師の名に比して彼を知る人は少ない。徹底して自然主義を貫いた千葉は、しかしその異端さゆえに、「民俗学者」と名乗ることに抗い続けた柳田の最も正統な弟子とも言える。千葉が異様なほど固執した「殺生の快楽」、必然的に導かれる「戦争」と民俗学の密接な関わり。「公民の民俗学」として柳田学を説いてきた著者が、自らの師の研究に対峙し、現代の民俗学の在り方までを問う渾身の評論。

目次

  • 序章 千葉徳爾『切腹の話』を読む
  • 第1章 『山の人生』とワンダーフォーゲル
  • 第2章 青年運動としての民俗学
  • 第3章 殺生の快楽
  • 第4章 戦場の民俗学者
  • 第5章 実験の史学という問題
  • 第6章 「固有信仰」としての残虐性
  • 第7章 環境の民俗学
  • 第8章 コラージュする民俗学者
  • 第9章 「閃き」と「排泄」の学問
  • 第10章 日本民俗学の「頽廃」とは何か
  • 第11章 千葉徳爾のロマン主義殺し—再び「聖セバスチャン」殉教画をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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