つくられた「少女」 : 「懲罰」としての病と死
著者
書誌事項
つくられた「少女」 : 「懲罰」としての病と死
日本評論社, 2017.3
- タイトル別名
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つくられた少女 : 懲罰としての病と死
- タイトル読み
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ツクラレタ「ショウジョ」 : 「チョウバツ」ト シテ ノ ヤマイ ト シ
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注記
参考文献: p217-231
内容説明・目次
内容説明
「少女」とはなにか。様々な徴候に彩られ、確固たる存在感を示すが、いざ説明しようとすると難しい。近代医科学が教育に落とした影—それが「少女」の原型となった。その存在感の源を探るべく、女子教育が制度化される明治期まで遡り、その方針に西洋科学思想が与えた影響を考察することで、「少女」成立以前の、原型とも呼ぶべき姿を浮き彫りにする。
目次
- 第1章 つくられた「少女」(「規範」と「逸脱」;先行研究と問題の所在;「少女」研究の視点から見えるもの;研究方法と本書の構成)
- 第2章 「規範」像としての「少女」—その源流を辿る(国の富強と種族の繁殖;女子教育界における科学思想の受容)
- 第3章 「逸脱」者とはなにか—「懲罰」としての病と死(「懲罰」としての病;学校による管理;潜在的な病者;女子教育制限説—「逸脱」を阻む科学的法則)
「BOOKデータベース」 より