枕草子のたくらみ : 「春はあけぼの」に秘められた思い
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枕草子のたくらみ : 「春はあけぼの」に秘められた思い
(朝日選書, 957)
朝日新聞出版, 2017.4
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枕草子のたくらみ : 春はあけぼのに秘められた思い
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マクラノソウシ ノ タクラミ : 「ハル ワ アケボノ」ニ ヒメラレタ オモイ
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914.3||Y31110073892
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Note
主要参考文献: p295-297
『枕草子』関係年表: p304-312
Description and Table of Contents
Description
平安に暮らす女房の視線で、その日常を明るく軽やかに描いた随筆として有名な『枕草子』。だが、作者・清少納言の執筆の真意は“お仕えする中宮定子の御ため”その一点にこそあった。生前は定子の心を慰めるために、死後にはその鎮魂のために思いを込めて—。定子の死後、その敵方であった藤原道長の権勢極まる世で、『枕草子』は潰されることなく、平安社会に流布した。果たしてこの事実は何を意味するのか。『枕草子』が平安社会を生き延びるために、清少納言が駆使した戦略とは?冒頭「春はあけぼの」に込められた、真実の思いとは?『枕草子』のまったく新しい扉が、ここに開かれる。
Table of Contents
- 清少納言の企て
- 春は、あけぼの
- 新風・定子との出会い
- 笛は
- 貴公子伊周
- 季節に寄せる思い
- 変転
- 女房という生き方
- 政変の中で
- 人生の真実〔ほか〕
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