ヨーロッパの帝国主義 : 生態学的視点から歴史を見る
著者
書誌事項
ヨーロッパの帝国主義 : 生態学的視点から歴史を見る
(ちくま学芸文庫, [ク-28-1])
筑摩書房, 2017.4
- タイトル別名
-
ヨーロッパ帝国主義の謎 : エコロジーから見た10~20世紀
Ecological imperialism : the biological expansion of Europe, 900-1900
- タイトル読み
-
ヨーロッパ ノ テイコク シュギ : セイタイガクテキ シテン カラ レキシ オ ミル
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注記
1998年4月24日岩波書店刊行『ヨーロッパ帝国主義の謎 : エコロジーから見た10〜20世紀』を改題, 文庫化にあたり原書第2版の序文を新たに訳出
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
南北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった温帯には、ヨーロッパに由来する住民が多い。これらの地域へのヨーロッパ人の進出—帝国主義は、なぜ成功したのか。その謎は生物学的・生態学的考察を抜きにしては解き明かせない。本書は、「雑草」「野生化した家畜」「ヒトと結びついた微生物」の三つが、軍事力以上にヨーロッパ人の席捲を後押ししたことを巧みな叙述で実証する。10世紀以降の世界史を壮大な視野から描きなおした歴史学者クロスビーの代表的名著。文庫化にあたっては、原著第2版の序文を新たに訳出した。
目次
- プロローグ
- パンゲア再訪
- ノルマン人と十字軍
- 幸多き島々
- 遙か彼方の海を吹く風
- 達し得るが捉え難い土地
- 雑草
- 動物
- 疫病
- ニュージーランド
- 解釈の試み
- 結論
「BOOKデータベース」 より