アジアの思想史脈 : 空間思想学の試み

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アジアの思想史脈 : 空間思想学の試み

山室信一著

(近現代アジアをめぐる思想連鎖 / 山室信一著)

人文書院, 2017.4

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アジア ノ シソウ シミャク : クウカン シソウガク ノ ココロミ

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Description and Table of Contents

Description

交響するアジアの思想。ここに伝えてほしい思想がある…アジアにおける思想空間と人びとの旅路。日清・日露から安重根事件、韓国併合、辛亥革命、満洲国まで…日本を結節点として、アジアは相互に規定しあいながら近代化をすすめた。近代日本の国家デザインはどのようにえがかれ国民国家形成がなされたのか?戦争の世紀に抗して芽生え受け継がれてきた平和思想の史脈とは?アジアであるとは何なのか、そして未来へアジアはどう連携していくのか。グローバルな視点のなかにアジアの思想と空間を問い直し、境界と想像を越えた思想のつながりを描き出す。

Table of Contents

  • 1 思想連鎖への道(史料に導かれて—連鎖視点への歩み;満洲国が語りかけるもの)
  • 2 空間アジアと思想連鎖(夢の世に、夢を追って—宮崎滔天『三十三年の夢』の思想史脈;連鎖視点からみる辛亥革命と日本—アジアの「革命」史脈;空間アジアを生み出す力—境界を跨ぐ人々の交流;東アジアにおける共同体と空間の位相—「環地方学」からアジアを問い返す)
  • 3 平和思想の史脈(日本の非暴力思想の史脈とその展開;安重根・未完の「東洋平和論」—その思想史脈と可能性について;正岡子規・四百年後の夢—理想を紡ぎ出す力)
  • 4 学知と外政—井上毅の日本とアジア(日本の国民国家形成と国学知の思想史脈;井上毅の国際認識と外政への志向;後ろを見る眼—歴史を学ぶということ)

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