アジアびとの風姿 : 環地方学の試み

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アジアびとの風姿 : 環地方学の試み

山室信一著

(近現代アジアをめぐる思想連鎖 / 山室信一著)

人文書院, 2017.4

タイトル読み

アジアビト ノ フウシ : カンチホウガク ノ ココロミ

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内容説明・目次

内容説明

人びとの夢のありかは、アジアだった!ここに知ってほしい人びとがいる…アジアにおける思想空間と人びとの旅路。司馬遼太郎や徳富蘇峰、中国学の狩野直喜や台湾慣習調査の岡松参太郎、電通創業者の光永星郎、諜報活動に従事した宗方小太郎や石光真清、日本人教習の中島裁之や中島半次郎など、アジア各地を自らの故郷と思い、生死の場としたあまたの人びとの軌跡が、ここに蘇る。日清・日露から台湾統治、韓国併合、満洲国建国の時代、これらの人びとは、近代のあるべき姿をどう思い描いたのか。閔妃暗殺事件、新聞発行、日本語教育など、深く歴史にかかわりながらも歴史の陰に埋もれた「アジアびと」の姿を描き出す。

目次

  • 第1章 アジアびとの風声—司馬遼太郎の足音(愛憎相反する思い;司馬さんとの機縁—「天涯比隣」と一枚のハガキの重み;司馬文学の原郷へ—満洲体験とアジアそして国家;アジアとは何か、日本はアジアか;「アジアびと」への道程 ほか)
  • 第2章 熊本びとのアジア—ひとつの「環地方学」の試み(もう一つの坂道を歩んだ熊本びと;熊本とアジアのつながり;空間の心理的距離と交通手段 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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