アガサ・クリスティーの大英帝国 : 名作ミステリと「観光」の時代
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書誌事項
アガサ・クリスティーの大英帝国 : 名作ミステリと「観光」の時代
(筑摩選書, 0144)
筑摩書房, 2017.5
- タイトル別名
-
アガサクリスティーの大英帝国 : 名作ミステリと観光の時代
- タイトル読み
-
アガサ・クリスティー ノ ダイエイ テイコク : メイサク ミステリ ト「カンコウ」ノ ジダイ
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注記
参考文献: p254-262
内容説明・目次
内容説明
英国を代表する「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーはまた「観光の女王」でもあった。奇しくも同じ一八四一年に端を発する「ミステリ」(ポー「モルグ街の殺人」)と「観光」(トマス・クックによるツアー)は、束の間の「非日常」を楽しみ、平凡だが価値ある「日常」へと帰還する営みとして、大衆社会なかんずく大英帝国の繁栄の下、花開いた。その頂点をなすクリスティーの傑作群、六六作に及ぶクリスティーの長編の分析を通して、彼女が「ミステリ」と「観光」に託して描いた二〇世紀大英帝国の変容を明らかにする。
目次
- 第1章 ミステリと観光
- 第2章 試行の旅—一九二〇年代
- 第3章 異郷の旅—一九三〇年代
- 第4章 不安の旅—一九四〇年代
- 第5章 田園の旅—一九五〇〜一九六〇年代
- 第6章 最後の旅—一九七〇年代
「BOOKデータベース」 より