象徴天皇制の成立 : 昭和天皇と宮中の「葛藤」

Bibliographic Information

象徴天皇制の成立 : 昭和天皇と宮中の「葛藤」

茶谷誠一著

(NHKブックス, 1244)

NHK出版, 2017.5

Other Title

象徴天皇制の成立 : 昭和天皇と宮中の葛藤

Title Transcription

ショウチョウ テンノウセイ ノ セイリツ : ショウワ テンノウ ト キュウチュウ ノ「カットウ」

Available at  / 215 libraries

Note

参考文献一覧: p330-344

Description and Table of Contents

Description

一九四七年五月三日、日本国憲法施行とともに象徴天皇制が誕生した。「統治権の総攬者」から国政に関する権限を持たない「象徴君主」への転換を迫られた天皇は、自らの理想とする君主像とGHQ・日本政府が要求する象徴としての役割のギャップに苦悩しつつ、側近たちと共に抵抗を試みていった—。生前退位問題をめぐって、皇室典範および象徴天皇制の在り方が注目を集めるなか、本書は敗戦直後から占領時代に焦点をあて、天皇・宮中・政府・GHQ間の複雑な力学と激しい相克の中で象徴天皇制が成立する過程を、膨大な史料を読み解きながら描き出す。

Table of Contents

  • 序章 象徴天皇制とはどんな君主制形態なのか
  • 第1章 敗戦前後の国体危機と昭和天皇
  • 第2章 象徴天皇制への道
  • 第3章 戦後における昭和天皇の行動原理
  • 第4章 象徴天皇制の成立過程にみる政治葛藤—一九四八年の側近首脳更迭問題
  • 第5章 吉田茂の復権と象徴天皇制への対応
  • 終章 象徴天皇制のゆくえ—昭和から平成へ

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

Page Top