歴史のなかの異性装
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歴史のなかの異性装
(アジア遊学, 210)
勉誠出版, 2017.6
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レキシ ノ ナカ ノ イセイソウ
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参考文献あり
Description and Table of Contents
Description
多様な異性装の世界—衣服は身分や男女差を可視化できる故に、国家や社会による規制の対象とされることが多かった。異性装はいかなる社会的・文化的背景のもとで行われてきたのか。日本とアジアを中心に、ヨーロッパ、アフリカなど諸国の異性装の事例を歴史・服飾・美術・ジェンダーなどの側面から照射し、女神の帰依・男巫の儀礼から同性愛・トランスジェンダーまで、多様な女装・男装の実体や異性装禁止命令の変遷を明らかにする。
Table of Contents
- 1 日本(平安朝の異性装—東豎子を中心に;中世芸能の異性装;コラム 軍記絵のなかの異性装;宮廷物語における異性装;日本近世における異性装の特徴とジェンダー;女装秘密結社「富貴クラブ」の実像;女性装を通じた考察)
- 2 アジア(唐代宮女「男装」再考;異性装のヒロイン—花木蘭と祝英台;韓国の男巫の異性装とその歴史的背景;衣と性の規範に抗う「異装」—インド、グジャラート州におけるヒジュラとしての生き方について;タイ近代服飾史にみるジェンダー;ブギス族におけるトランスジェンダー—ビッスとチャラバイ)
- 3 ヨーロッパ・アフリカ(初期ビザンツの男装女性聖人—揺れるジェンダー規範;ヨーロッパ中世史における異性装;英国近世における異性装—女性によるダブレット着用の諸相;十九世紀フランスのモードと性差;異性装の過去と現在—アフリカの事例)
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