書誌事項

文明に抗した弥生の人びと

寺前直人著

(歴史文化ライブラリー, 449)

吉川弘文館, 2017.7

タイトル読み

ブンメイ ニ コウシタ ヤヨイ ノ ヒトビト

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注記

参考文献: p292-309

内容説明・目次

内容説明

水田農耕や金属器などの新文化を、列島の在来社会はどう受け止めたのか。縄文の伝統をひく土偶や石棒など儀礼品や、打製石器に着目し、文明に抗う人びとを描く。大陸文明の受容だけでは説明できない弥生の実像に迫る。

目次

  • 弥生文化を疑う—プロローグ
  • 弥生文化像をもとめて(弥生文化の発見;二つの弥生文化像;農耕社会像の定着)
  • 水田登場前史—限りある豊かさの縄文時代(縄文時代とは?;縄文時代の儀礼とその背景;土偶と石棒)
  • 水田をいとなむ社会のはじまり—弥生時代早・前期(農耕社会の登場;水田稲作とともにもたらされた道具と技術;狩猟採集の技の継続と発展;水田稲作を開始した社会の人間関係;財産と生命を守る施設)
  • 東から西へ—土偶と石棒にみる弥生時代儀礼の系譜(水田稲作開始期の土偶の起源;弥生時代の石棒)
  • 多様な金属器社会—弥生時代中期(金属器社会と権力;青銅製武器の祭器化をめぐって;銅鐸と社会;石器をつかい続けた社会)
  • 文明と野生の対峙としての弥生時代—エピローグ

「BOOKデータベース」 より

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