里山という物語 : 環境人文学の対話

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里山という物語 : 環境人文学の対話

結城正美, 黒田智編

勉誠出版, 2017.6

タイトル読み

サトヤマ トイウ モノガタリ : カンキョウ ジンブンガク ノ タイワ

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内容説明・目次

内容説明

SATOYAMAとは何か—人びとの暮らしと多様な生き物を育む自然が調和した美しい環境、里山…。日本の原風景を残すエコロジカルな体系を体現するものとして、近年もその意義は盛んに喧伝され、世界的な関心も集めつつある。しかし、このような理解は里山のすべてを捉えているのだろうか。里山なるものが形成されるトポスがはらむ問題、歴史的に形成・構築された言説のあり方を、さまざまな視点から解きほぐしていくことにより、里山という参照軸から自然・環境をめぐる人間の価値観の交渉を明らかにする。

目次

  • 第1部 イメージと場所(里山言説の地勢学—ランドスケープ、場所、ゾーン;なぜ里山なのか—近代の自然言説から;原発のある風景—水上勉『故郷』における里山の変容;日本の景観を飲み込む“里山”;芸術祭と里山・里海—環境美学の視点から;失楽園幻想、サイボーグ、新しいリアリティ)
  • 第2部 せめぎ合う自然と文化(里山—その実態の歴史的変遷と現代的表象;中世日本の「里」と「山」—加賀軽海郷の開発と洪水;絵図に描かれた里山;東京近郊の里山が辿った歴史—横浜市港北区日吉周辺を中心に;「里山の危機」と「竹林拡大」—保護/排除される景観;養生論からみた里山;里と山の相克)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB23969697
  • ISBN
    • 9784585221807
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    18, 323p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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