天皇の戦争宝庫 : 知られざる皇居の靖国「御府」

書誌事項

天皇の戦争宝庫 : 知られざる皇居の靖国「御府」

井上亮著

(ちくま新書, 1271)

筑摩書房, 2017.8

タイトル別名

天皇の戦争宝庫 : 知られざる皇居の靖国御府

タイトル読み

テンノウ ノ センソウ ホウコ : シラレザル コウキョ ノ ヤスクニ「ギョフ」

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内容説明・目次

内容説明

存在が隠されている一角が皇居にある。かつて「御府」と呼ばれた五つの施設。振天府(日清戦争)、懐遠府(北清事変=義和団事件)、建安府(日露戦争)、惇明府(第一次大戦、シベリア出兵)、顕忠府(済南・満州・上海事変、日中・太平洋戦争)には、戦利品や戦病死者の写真・名簿が収蔵され、天皇が英霊に祈りを捧げていると伝えられた。国威発揚、戦没者の慰霊・顕彰、国民と軍に対する教育施設、つまり「皇居の靖国」といえる。しかし、戦後その存在は封印されてしまった。皇居に残された最後の禁忌を描き出す歴史ルポルタージュ。

目次

  • 序章 存在が隠されている皇居の一角
  • 第1章 「朕が子孫、臣民に知らしむべし」—戦勝の記念と皇恩
  • 第2章 輝ける明治の戦果—国民教育の施設へ
  • 第3章 開放と崇敬の衰退—大正期の遠い戦争
  • 第4章 靖国神社との直結—昭和の「十八年戦争」
  • 第5章 封印された過去—歴史の宝庫として残った戦後

「BOOKデータベース」 より

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