近代日本の武道論 : 「武道のスポーツ化」問題の誕生

書誌事項

近代日本の武道論 : 「武道のスポーツ化」問題の誕生

中嶋哲也著

国書刊行会, 2017.7

タイトル別名

近代日本の武道論 : 武道のスポーツ化問題の誕生

「武道のスポーツ化」言説とその系譜 : 近代日本の武道概念史

タイトル読み

キンダイ ニホン ノ ブドウロン : 「ブドウ ノ スポーツカ」モンダイ ノ タンジョウ

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注記

引用参考文献: p590-604

平成23(2011)年1月に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に提出し受理された博士論文『「武道のスポーツ化」言説とその系譜 : 近代日本の武道概念史』を加除修正したもの

内容説明・目次

内容説明

武道はいかに語られてきたか。「術」から「道」という考えが誕生した明治期、「スポーツ化」という言説が登場した大正期、さらには古武道の「発見」まで—。膨大な資料を緻密に検証し、近代の言説空間のなかでゆらぎ変容する「武道」と「スポーツ」の関係を明らかにする。武道論を一新する大著の誕生。

目次

  • 第1部 “術から道へ”—嘉納治五郎と講道館柔道の成立(撃剣興行と警察武術;実戦から教育へ;嘉納治五郎と講道館柔道の成立)
  • 第2部 武道概念の成立—大日本武徳会の成立と西久保弘道の武道論(大日本武徳会の成立;西久保弘道の武道論;大日本武徳会における武道概念の普及活動)
  • 第3部 “武道のスポーツ化”問題の出現—戦間期における武道の大衆化(“武道のスポーツ化”問題の出現;剣道・柔道・弓道における“スポーツ化”問題の展開)
  • 第4部 “武道のスポーツ化”問題への対応・その1—藤生安太郎と武道の国策化(“武道のスポーツ化”批判—藤井安太郎による講道館批判;第七三回帝国議会衆議院議会における武道関連建議案;武道振興委員会と戦時下武道界の基調;新武徳会の成立と武徳会薙刀問題;藤生安太郎の武道行政批判)
  • 第5部 “武道のスポーツ化”問題への対応・その2—古武道の誕生(武術諸流の近代—日本古武道振興会成立以前;日本古武道振興会の成立と展開;戦時下の古武道)

「BOOKデータベース」 より

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