親鸞と日本主義
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親鸞と日本主義
(新潮選書)
新潮社, 2017.8
- タイトル読み
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シンラン ト ニホン シュギ
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注記
引用・参考文献: p292-297
『考える人』2010年冬号-2012年冬号に掲載した「親鸞と日本主義」に加筆・修正をし、第5章・終章を新たに書き下ろしたもの
内容説明・目次
内容説明
なぜ“南無阿弥陀仏”は、ファシズムと接続したのか—。大正から昭和初期にかけて起きた親鸞ブーム。その「絶対他力」や「自然法爾」の思想は、やがて“国体”を正当化する論理として、右翼や国粋主義者の拠り所となる。ある者は煩悶の末に、ある者は戦争の大義を説くために「南無阿弥陀仏」と唱え、「弥陀の本願=天皇の大御心」と主張した。「親鸞思想と国体」という近代日本の盲点を衝き、信仰と愛国の危険な関係に迫る。
目次
- 序章 信仰と愛国の狭間で
- 第1章 『原理日本』という悪夢
- 第2章 煩悶とファシズム—倉田百三の大乗的日本主義
- 第3章 転向・回心・教誨
- 第4章 大衆の救済—吉川英治の愛国文学
- 第5章 戦争と念仏—真宗大谷派の戦時教学
- 終章 国体と他力—なぜ親鸞思想は日本主義と結びついたのか
「BOOKデータベース」 より