日本の科学 : 近代への道しるべ
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書誌事項
日本の科学 : 近代への道しるべ
藤原書店, 2017.9
- タイトル別名
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日本の科学 : 近代への道しるべ
- タイトル読み
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ニホン ノ カガク : キンダイ エノ ミチシルベ
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内容説明・目次
内容説明
日本独自に誕生していた近代科学!日本の科学の特殊性とは?「科学なき近代」といわれた日本・中国だが、科学はあった。(伊能忠敬は1817年に日本全図を完成、カッシーニ父子によるフランス全図完成は1790年)岩倉使節団の欧米視察によると、東西文明のタイムラグは50年程度である。日本最古の医学書『医心方』には、中国医学と異なる独自の医学体系が見られる。—受容史だけではない日本の科学史へのまなざし。
目次
- 1 二つの展望(十八、九世紀の日本と近代科学・技術;日本と中国、知的位相の逆転のもたらしたもの)
- 2 科学の出発(飛鳥の天文学的時空—キトラ『天文図』;日本医学事始—『医心方』)
- 3 科学の日本化(医学において古学とはなんであったか—山脇東洋;反科学としての古方派医学—香川修庵・吉益東洞;現代日本において学問はいかにして可能か—富永仲基)
- 4 科学の変容(中国の「洋学」と日本—『天経或問』;幕府天文方と十七、八世紀フランス天文学—『ラランデ暦書管見』;見ることと見えたもの—『米欧回覧実記』他)
- 補論 浅井周伯養志堂の医学講義—松岡玄達の受講ノート
「BOOKデータベース」 より