動きすぎてはいけない : ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

書誌事項

動きすぎてはいけない : ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

千葉雅也著

(河出文庫)

河出書房新社, 2017.9

タイトル別名

動きすぎてはいけない : ジルドゥルーズと生成変化の哲学

タイトル読み

ウゴキスギテワ イケナイ : ジル・ドゥルーズ ト セイセイ ヘンカ ノ テツガク

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注記

ドゥルーズ, ドゥルーズ&ガタリの著作: 巻頭

博士論文「ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学」 (東京大学, 2012) を改稿したもの

2013年10月刊単行本の文庫版

内容説明・目次

内容説明

全生活をインターネットが覆い、我々は相互監視のはざまで窒息しかけている—現代の「接続過剰」から逃走するチャンスはどこにあるのか?従来「接続を推進する」ものと見なされがちだったジル・ドゥルーズの哲学を大胆に読み替え、「切断の哲学」を提示した本書は、人間の弱さや「有限性」をこそ思考する、世界的に特異な「生成変化論」である。巻末には千葉=ドゥルーズ思想を読み解くための手引を付す。異例の哲学書ベストセラー、文庫化。紀伊國屋じんぶん大賞2013/第5回表象文化論学会賞受賞。

目次

  • 序—切断論
  • 第1章 生成変化の原理
  • 第2章 関係の外在性—ドゥルーズのヒューム主義
  • 第3章 存在論的ファシズム
  • 第4章 『ニーチェと哲学』における“結婚存在論”の脱構築
  • 第5章 個体化の要請—『差異と反復』における分離の問題
  • 第6章 表面、深層、尿道—『意味の論理学』における器官なき身体の位置
  • 第7章 ルイス・ウルフソンの半端さ
  • 第8章 形態と否認—『感覚の論理』から『マゾッホ紹介』へ
  • 第9章 動物への生成変化
  • エピローグ—海辺の弁護士

「BOOKデータベース」 より

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