フランス現代史隠された記憶 : 戦争のタブーを追跡する

書誌事項

フランス現代史隠された記憶 : 戦争のタブーを追跡する

宮川裕章著

(ちくま新書, 1278)

筑摩書房, 2017.9

タイトル別名

フランス現代史 : 隠された記憶

タイトル読み

フランス ゲンダイシ カクサレタ キオク : センソウ ノ ダブー オ ツイセキ スル

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注記

参考文献: p267-270

内容説明・目次

内容説明

一国の今は過去を抜きに語れない。華やかに語られることが多いフランスも例外ではない。第一次大戦の激戦地では現在も、不発弾と兵士の遺体で住めない村がある。第二次大戦中のユダヤ人の強制連行への加担の事実は、その重さゆえに負い目としてフランス人の心にのしかかる。アルジェリア戦争を戦った現地兵「アルキ」への冷たい処遇は人権の国の根幹を揺るがす。それらが「悪に抵抗した少数の英雄」レジスタンスの記憶にすがりたい心情につながっている。歴史に苦悩するフランスの姿を、多くの証言から紐解くルポルタージュ。

目次

  • 第1部 第一次世界大戦(撃ち込まれた一四億発—不発弾処理;永田丸の記憶—同盟国だった日本とフランス;反戦の英雄—理想となったジャン・ジョレス)
  • 第2部 第二次世界大戦(ユダヤ人移送の十字架—背負い続ける罪;「ヴィシー政権」—対独協力の記憶;悲劇からの出発—オラドゥール村の葛藤;レジスタンスとフランス—心の拠り所;ドゴール・フランス・アルジェリア—残った遺恨)

「BOOKデータベース」 より

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