原発事故と福島の農業
著者
書誌事項
原発事故と福島の農業
東京大学出版会, 2017.9
- タイトル別名
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Six years after the Fukushima nuclear disaster : impacts on agriculture and forestry
- タイトル読み
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ゲンパツ ジコ ト フクシマ ノ ノウギョウ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
参考文献: 各章末
収録内容
- 稲作 : 伊達市小国でイネの放射線被害を追う / 根本圭介執筆
- 土壌の構成要素とセシウムの吸着・固定能力、交換性セシウム
- 原発事故に伴うコメの「作付制限」と「全量全袋検査」
- 阿武隈山地の成り立ち
- 果樹 : 中通り県北地域の果樹への影響と販売対策 / 高田大輔, 小松知未執筆
- 濃度と量の問題 : カキ果実の乾燥、モモ樹体の放射性セシウム
- 福島市が実施している樹園地の表土の削り取り除染
- あんぽ柿の全量非破壊検査
- 林業 : 都路できのこ原木生産を再び / 三浦覚執筆
- 畜産 : 放射性核種の消失調査と開発 / 眞鍋昇執筆
- 土壌 : 農協・生協・大学の協同組合間連携による主体的な放射能計測 / 石井秀樹執筆
- チェルノブイリと福島事故の比較
内容説明・目次
内容説明
現地では何が起こったのか?現在の状況、そして今後の課題とは?2011年3月、農業王国「福島」を突然襲った原発事故。6年以上経過した今だからこそ見えてきた稲作・果樹・林業・畜産・土壌の現状を、震災直後から現地で農業被害の調査を続ける執筆者が克明に語り、再生に向けて取り組むべきことを問う。
目次
- 第1章 稲作—伊達市小国でイネの放射線被害を追う(コメどころ福島;予期せぬ里山のセシウム汚染米—事故当時(2011年度) ほか)
- 第2章 果樹—中通り県北地域の果樹への影響と販売対策(果樹王国福島と原発事故;事故後の国内の試験の動向 ほか)
- 第3章 林業—都路できのこ原木生産を再び(森林の放射能汚染と向きあう;いつになったら売れますか? ほか)
- 第4章 畜産—放射性核種の消失調査と開発(暫定規制値の見直し;牛乳の汚染変化を調べる—クリーン・フィーディングの効用 ほか)
- 補章 土壌—農協・生協・大学の協同組合間連携による主体的な放射能計測(放射能汚染の実態把握の重要性;福島および東日本での食品汚染と買い控えの変遷 ほか)
「BOOKデータベース」 より