明治期泉鏡花作品研究 : 「父」と「女」の問題を中心に

書誌事項

明治期泉鏡花作品研究 : 「父」と「女」の問題を中心に

金子亜由美著

(近代文学研究叢刊, 63)

和泉書院, 2017.9

タイトル別名

明治期泉鏡花作品研究 : 父と女の問題を中心に

タイトル読み

メイジキ イズミ キョウカ サクヒン ケンキュウ : 「チチ」ト「オンナ」ノ モンダイ オ チュウシン ニ

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注記

博士学位論文「明治期泉鏡花作品研究 : 『父』と『女』の問題を中心に」(2016年10月早稲田大学に提出・受理) をもとに構成されたもの

初出一覧: p272-273

内容説明・目次

内容説明

泉鏡花の作品世界においてほとんど存在しないとされてきた「父」の問題に着目。鏡花が明治20年代後半から40年代にかけて発表した小説を取り上げ、それらの中で構築される「父」を分析すると共に、「父」との関係において描かれる「女」あるいは「母」についても考察した。

目次

  • 鏡花世界における「父」の審級
  • 第1部 鏡花の出発—「観念小説」を中心に(「人外」の「信仰」—「海城發電」論;「悪魔」の挑戦—「貧民倶楽部」論;「父」の構築—「黒猫」から「なゝもと桜」へ)
  • 第2部 鏡花の構想—「詩想」としての「女」(「詩想」としての「女」—「笈摺草紙」における言文一致の戦略;もたらされた危機—『湯島詣』論;『風流線』のプラクシス ほか)
  • 第3部 鏡花の闘い—不遇と再起の時代(恩寵としての「音調」—『婦系図』本文異同と「談話」の考察を中心に;妙子という「婦」—『婦系図』を司るもの;白い媒介者—『白鷺』における師‐父と「女」の機能 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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