小説の言葉尻をとらえてみた
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小説の言葉尻をとらえてみた
(光文社新書, 910)
光文社, 2017.10
- タイトル読み
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ショウセツ ノ コトバジリ オ トラエテ ミタ
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内容説明・目次
内容説明
筋を追っていくだけが小説の楽しみ方ではない。そこで語られた日本語に注目すると、作者が必ずしも意図しない部分で、読者は、ことばの思いがけない面白さに気づくだろう。『三省堂国語辞典』編集委員である著者のガイドによって、物語の世界を旅し、そこに隠れている珍しい日本語、興味深い日本語を「用例採集」してみよう。エンタメ、ホラー、時代物、ライトノベル…。「旅先」となる物語のジャンルはさまざまだ。それらの物語世界に暮らす登場人物や、語り手の何気ない一言を味わいながら、辞書編纂者の目で謎を見出し、解き明かしていく。ことば尻を捉えているようでありながら、次第に読者をことばの魅力の中へと引き込む、異色の小説探検。
目次
- 桐島、部活やめるってよ(朝井リョウ)
- 風が強く吹いている(三浦しをん)
- 残穢(小野不由美)
- オレたちバブル入行組(池井戸潤)
- チッチと子(石田衣良)
- 桜ほうさら(宮部みゆき)
- 横道世之介(吉田修一)
- 猫を抱いて象と泳ぐ(小川洋子)
- マチネの終わりに(平野啓一郎)
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(伏見つかさ)
- 八日目の蝉(角田光代)
- 阪急電車(有川浩)
- グラスホッパー(伊坂幸太郎)
- ギケイキ 千年の流転(町田康)
- チョコレートコスモス(恩田陸)
「BOOKデータベース」 より