茶の世界史 : 緑茶の文化と紅茶の社会
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茶の世界史 : 緑茶の文化と紅茶の社会
(中公新書, 596)
中央公論新社, 2017.11
改版
- タイトル読み
-
チャ ノ セカイシ : リョクチャ ノ ブンカ ト コウチャ ノ シャカイ
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注記
参考文献: p229-233
内容説明・目次
内容説明
一六世紀に日本を訪れたヨーロッパ人は茶の湯の文化に深い憧憬を抱いた。茶に魅せられ茶を求めることから、ヨーロッパの近代史は始まる。なかでもイギリスは独特の紅茶文化を創りあげ、茶と綿布を促進剤として伸長した資本主義は、やがて東洋の門戸を叩く。突如世界市場に放り出された日本の輸出品「茶」は、商品としてはもはや敗勢明らかだった。読者がいま手に茶碗をお持ちなら、その中身は世界史を動かしたのである。
目次
- 第1部 文化としての茶—緑茶vs.紅茶(ヨーロッパ人の茶の発見;イギリスに定着した紅茶;紅茶文化の光と影)
- 第2部 商品としての茶—世界市場における日本の茶(日本の開港と世界市場;茶をめぐる日本の情報活動;日本茶の戦いとその運命)
「BOOKデータベース」 より