書誌事項

地域名菓の誕生

橋爪伸子著

思文閣出版, 2017.11

タイトル別名

日本の菓子の近世から近代における変容と展開 : 地域名菓と内国勧業博覧会

タイトル読み

チイキ メイカ ノ タンジョウ

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注記

学位請求論文「日本の菓子の近世から近代における変容と展開 : 地域名菓と内国勧業博覧会」(奈良女子大学, 2016年) を加筆修正し、再構成したもの

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

日本各地にある地域名菓は、われわれにとってごく身近な存在でありながら、その成立の背景について研究した書籍はこれまでなかった。本書は、近世に完成した日本固有の菓子が、近代以降に社会の変動や異文化との接触をへて変化し、新たな展開を迎えるありさまを検討した。そして現在菓子の主要な位置をしめる「地域名菓」が近代において新たに成立したことを、近世からの連続性に注目しつつ実証した。地域そのものを贈り、味わい、万人で共有することの可能な、唯一の食べものである地域名菓。その栄枯盛衰の物語をたどる。

目次

  • 第1部 総論(近世の名産にみる菓子の地域性—地域名菓の萌芽;近代における地域名菓誕生の画期—内国勧業博覧会を中心に)
  • 第2部 近世の名産から近代の名菓へ(地域性の再編成—熊本の朝鮮飴;地域性の中断と創出—熊本のかせいた;地域性の具象化—金毘羅の飴)
  • 第3部 非名産の菓子の近代(地域性の認識と菓子名の意義—御国元の軽焼から津山名菓初雪へ;品質と技の追求による地域性の確立—長崎のかすてら;地域性の創出と発掘—地域型羊羮と普遍型羊羮;埋もれた地域性—対馬と朝鮮菓子くわすり)

「BOOKデータベース」 より

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