死者を弔 (とむら) うということ : 世界の各地に葬送のかたちを訪ねる
著者
書誌事項
死者を弔 (とむら) うということ : 世界の各地に葬送のかたちを訪ねる
(草思社文庫, [マ2-1])
草思社, 2017.10
- タイトル別名
-
Making an exit : from the magnificent to the macabre : how we dignify the dead
死者を弔うということ
- タイトル読み
-
シシャ オ トムラウ ト イウ コト : セカイ ノ カクチ ニ ソウソウ ノ カタチ オ タズネル
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注記
参考文献: p438-452
2014年刊行分を文庫化したもの
シリーズ番号はジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
自身の父親の死を機に、フィナンシャルタイムズのベテラン記者だった著者は世界各地のさまざまな「葬送」の姿を訪ね歩いた。文化や社会によって死のとらえ方、悲しみ方、儀式のあり方はきわめて多種多様なかたちをもつ。それらの歴史的な経緯もたどりつつ、人間にとっての「死」「死者」の意味を問う。紀行文のように綴られた文章には臨場感があり、多様な死の儀式を追体験するうちに、私たち自身の「死」のあり方を考えさせてくれる。
目次
- プロローグ 父の死
- 第1章 嘆き—イラン、涙の壺
- 第2章 炎の陶酔—パリ、美しい炎上
- 第3章 怖ろしい静寂—シチリア、死の展示
- 第4章 箱の中—ガーナ、夢みる棺
- 第5章 永遠への旅支度—香港、来世への餞別
- 第6章 豚を育てる—フィリピン、集い合い
- 第7章 異国の片隅—カルカッタ、望郷の眠り
- 第8章 骨そして骨—チェコ、とある礼拝堂
- 第9章 再会—メキシコ、オアハカの祭壇で
- 第10章 最終章—小さくきっちりの荷造り
「BOOKデータベース」 より