大正新教育の受容史
著者
書誌事項
大正新教育の受容史
東信堂, 2018.1
- タイトル別名
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Taisho new education in the international new education movement
- タイトル読み
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タイショウ シンキョウイク ノ ジュヨウシ
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注記
索引: p326-334
内容説明・目次
内容説明
西洋出自の新教育思想の影響を受け、教師と子どもが一体となり展開されたわが国初の民間教育運動—大正新教育運動。それは昭和の軍国主義によって終焉を迎え、わが国にかつて存在した自由と協働による理想的な教育実践の憧憬となっている。西洋の新教育理論及びその影響を受けた数々の日本人教育家たちの思想の精細な検討を通じて、躍動する大正新教育の実態を描いた前著『大正新教育の思想』を受容史として捉え直すことで、西洋の新教育思想の普及とそれを受けた日本の教育実践家たちの葛藤や取捨選択を詳述し、その受容に至るプロセスを描いた力作である。
目次
- 新教育の受容史とは
- 第1部 欧米新教育情報と日本の教育界(モンテッソーリ教育情報の普及;ゲーリー・プラン情報の普及;ドクロリー教育情報の普及;プロジェクト・メソッド情報の普及;ドルトン・プラン情報の普及 ほか)
- 第2部 国際的視点からのアプローチの可能性(北澤種一によるデモクラシー概念の受容—共通主義の基底としての興味;甲賀ふじによる進歩主義保育実践の受容—保育法研究のプロセスに着目して;大正新教育におけるサティス・コールマン「創造的音楽」の受容—受容主体による理解を中心に;明石女子師範学校附属小学校におけるドクロリー教育法の受容—及川平治によるドクロリー理解とカリキュラム開発;大正新教育の実践に与えたドクロリー教育法の影響—「興味の中心」理論の受容を中心に)
- 実践家の思想を捉えるパースペクティヴ
「BOOKデータベース」 より