書誌事項

ポケモンGOからの問い : 拡張される世界のリアリティ

神田孝治, 遠藤英樹, 松本健太郎編

新曜社, 2018.1

タイトル別名

Questions from Pokémon GO : realities of the extended world

ポケモンGOからの問い

タイトル読み

ポケモンGO カラ ノ トイ : カクチョウ サレル セカイ ノ リアリティ

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注記

ポケモン年表: p240-241

引用・参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

リリース以来、瞬く間に世界中の人々を魅了し、功罪まとめて社会現象となったポケモンGO。ARやGPSを前提とするこのゲームは、現代社会を理解するための恰好の題材でもある。哲学、社会学、観光学、メディア論、ゲーム研究、宗教学など、さまざまな領域の研究者が「ポケモンGOからの問い」に真摯に応答する、学問的試み。

目次

  • 巻頭インタヴュー 多孔化からみるポケモンGO(インタヴュイー 鈴木謙介)
  • 1部 現実と虚構への問い(ポケモン・コンテンツの系譜—その終着点としてのポケモンGO;ポケモンGOの観光コミュニケーション論—コンテンツ・ツーリズムの視点からの観光観の刷新;ポケモンGOのリアリティ—『Ingress』との比較から;穢れなきポケモンと現実の都市—ARによって浮き彫りになる、現実世界への糾弾;いかにして私たちはポケモンGOと接触するのか—二つの指標性から出発して;ポケモンGOでゲーム化する世界—画面の内外をめぐる軋轢を起点として)
  • 2部 デジタル技術とメディアへの問い(新たなるモバイル・ハイブリッド—ポケモンGOが生みだした虚構と現実の集合体;現実はいかにして拡張されたのか—写真・GPS・ナビゲーション;デジタル地図を遊ぶレイヤー—グーグルマップからポケモンGOへ;ポケモンGOと監視社会—人間の終わりの始まり?;ゲーム攻略サービスからプレイヤーの“状況”を再考する—攻略本・攻略サイト・サービスツールがもたらすもの;資源化される宗教感覚、資源化を飼い慣らす宗教感覚—ポケモンGOをめぐるイスラーム的批判からの考察)
  • 3部 社会と文化への問い(文化産業論を移動論的に転回せよ!—“時間”と“空間”に向けた欲望の生成プロセスの起動装置;ポケモンGOという旅—どこからが旅かしら;上を下へのポケモンGO—拡張現実が生活世界にもたらすもの;コンテンツに“容易に”上書きされるセカイとどう付き合うか—「聖地巡礼」現象との比較から考えられること;アメリカ人はポケモンGOに何を見たのか—定着するAnime文化;公共空間におけるマナー教育を再考する—「ポケモンスタンプラリー」とポケモンGOの受容体験を比較しながら)

「BOOKデータベース」 より

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