Bibliographic Information

紀貫之

大岡信著

(ちくま学芸文庫, [オ-5-2])

筑摩書房, 2018.2

Title Transcription

キノ ツラユキ

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Note

貫之略年譜: p246-252

叢書番号はブックジャケットによる

1971年9月「日本詩人選」7として筑摩書房より刊行の後、1989年9月ちくま文庫より刊行

Description and Table of Contents

Description

紀貫之は「古今集」の重要な歌人かつ中心的な編者であり、「土左日記」の著者としても知られ、また「伊勢物語」の作者にも擬せられている人物である。しかし「下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集」と正岡子規によって痛罵されて以来、つねにその言葉がつきまとい、正当な評価が妨げられてきた。はたしてそうだったのか?本書は、詩人の魂による繊細な鑑賞によって「子規以来」のイメージを覆し、貫之が「フィクション」として豊かな才能に恵まれていたことや古今集の特徴である象徴と暗示を体現した歌人であったことなどを、精緻に論証していく。貫之の復権を成さしめた画期的歌人論。読売文学賞受賞。

Table of Contents

  • 1 なぜ、貫之か
  • 2 人はいさ心も知らず
  • 3 古今集的表現とは何か
  • 4 袖ひぢてむすびし水の
  • 5 道真と貫之をめぐる間奏的な一章
  • 6 いまや牽くらむ望月の駒
  • 7 恋歌を通してどんな貫之が見えてくるか

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Details
  • NCID
    BB25494149
  • ISBN
    • 9784480098450
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    275p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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