書誌事項

格差社会と労働市場 : 貧困の固定化をどう回避するか

樋口美雄, 石井加代子, 佐藤一磨著

慶應義塾大学出版会, 2018.3

タイトル読み

カクサ シャカイ ト ロウドウ シジョウ : ヒンコン ノ コテイカ オ ドウ カイヒ スルカ

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注記

参考文献: p[205]-215

索引: p217-222

内容説明・目次

内容説明

「一億総中流」時代が去り、日本でも所得、資産はもとより就業機会、教育から時間貧困、健康に至るまで、格差が拡がっている。新たなパネルデータを使ってこの主因を解明し、不平等の拡大と固定化をストップさせるための方策を「雇用モデルの変容」「最低賃金や能力開発支援等の積極的雇用政策」「教育の機会均等」「税や社会保険・社会保障給付」など労働経済学の視点から分析する本格的研究。

目次

  • 第1章 日本の所得格差は拡大したのか—固定化が進んでいるのか
  • 第2章 労働市場はどう変わったか—各国における雇用・就業率・失業率・生産性・賃金格差の変化とわが国の特徴
  • 第3章 非正規労働者の増加は所得格差を拡大させたのか
  • 第4章 非正規労働者の賃金引き上げに何が有効か—最低賃金、同一労働・同一賃金、無期転換、能力開発支援
  • 第5章 リーマン・ショックは所得格差にどのような影響を与えたか—景気変動と有配偶世帯の所得格差
  • 第6章 所得格差は医療サービスのアクセスビリティに影響しているか
  • 第7章 時間貧困・経済貧困は生活の質と健康にどう影響しているか
  • 第8章 教育は所得階層の固定化をもたらしているか—求められる教育の機会均等諸施策

「BOOKデータベース」 より

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