深淵の沈黙
著者
書誌事項
深淵の沈黙
東京外国語大学出版会, 2018.2
- タイトル別名
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Im lặng hố thẳm
- タイトル読み
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シンエン ノ チンモク
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注記
原本の出版事項: Sài Gỏn : An Tiêm, 1967
内容説明・目次
内容説明
ベトナム戦争の混迷が続く一九六七年、二六歳の若き詩人が放った思想闘争の書。ハイデッガー思想との対話/対決を通じ、ベトナム戦争の窮極的原因を西洋形而上学と見定めた著者が、祖国の底に流れる東洋の叡智をもって、西洋近代が忘却してきた“存在”の覚醒を訴え、一切の思弁を破壊して、洋の東西を越えた人類共通の故郷たる“深淵の沈黙”への路を提示する—時代の閉塞に挑んだ、孤高の思想を初邦訳。
目次
- 高峰と深淵のはざまを行く
- 第1章 背理帰結法—弁証法破壊の道
- 第2章 毀滅道—ヘラクレイトス、パルメニデス、エックハルト、ニーチェ、ランボー、ハイデッガー、ヘンリー・ミラーを通じての西洋思想毀滅の道
- 附録 ランボーの歩みの上に
- 信条
- ニーチェの沈黙への回帰
- 跋—深淵の沈黙 結論
「BOOKデータベース」 より